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CanSatとは
About CanSat

 CanSat(缶サット)とは、空き缶サイズの小型の模擬人工衛星のことです。教育・研究を目的とした人工衛星のため実際に宇宙に出ることはありませんが、実際の衛星で使われるような技術が詰め込まれ、パラシュートでの落下中に写真を撮影したり、着地後にローバーの展開を行い目的地まで自走したりとさまざまな動作をすることができます。

 世界中でCanSatの大会が行われ、指定されたミッションのクリアや自ら定めたミッションの独自性などを競い合います。もちろん国内でも大会が行われており、多くの学生たちが開発に取り組んでいます。

 伊豆大島共同打上実験ではCanSatに取り組む団体の増加に伴い、各実験場の負担軽減、実験機会の提供、他のフィールドにない特徴的な試験環境での実験実施を目的としてCanSatの投下実験を行っています。

実験概要

Experiment outline

​伊豆大島共同打上実験では、次のような実験を行っています。

※各実験は法令等で定められた申請を行った上で実施しています。

・ドローンからの投下実験

CanSatキャリアを取り付けたドローンからCanSatを投下します。

​有限会社タイプエス様のご協力のもと2016年度11月実験にて試験的に投下実験を行いました。

・ロケットからの投下実験

ハイブリッドロケットにCanSatを積載し、上空で投下します。

​ロケットに取り組む団体とCanSat取り組む団体のコラボレーションとして実施され、CanSat搭載可能なロケットの打上時に行われます。

・走行実験

大島の特徴的な地形を生かして、ローバー等での走行実験を行います。

​自然環境を損なわない実験であれば、走行実験以外に通信などの実験も行うことができます。

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